カテゴリー別アーカイブ: 思ったこと

サムライブルー

2014年FIAワールドカップ、サッカー日本代表、最終戦を早起きして応援してましたけど、残念でした。

やっぱり、フットボールって対人競技で
自分たちの〜っていうものではなくて、対戦相手の意表を突く行為がゴールにつながっていく

まっすぐ素直に蹴るのではなくて
シュートシーンを見ても、ゴールキーパーの動きと逆に足のあてる位置をちょっと変えて蹴るとか
押さえつけられたり、2〜3人に囲まれても押さえつけられる前に、軸足を入れ替えて蹴るとか
とっさにできる反射的な行動が、残念ながら日本チームには相手の予想の範囲内のようでした。
シミュレーターでもいいから、人に妨害された時に対する動き方の引き出しを増やしてほしい。
このままでは4年後出れるのだろうか、厳しいなと残念ながら思いました。

色の識別も単独ではなくて相手が合って決まる。3種類の刺激が差し引きしあうことの影響がより大きいですね。なんか類似性を感じてしまった朝でした。

もし私がサッカー協会関係者だったら・・・
「対人プレイ強化ギプス&シミュレーター』を開発しますね
実際にグラウンドではなかなか練習できないシーンを、イメージさせて体を動かせるように
身体のパーツを拘束しディフェンダーに押さえつけられた状態を再現し、
ヘッドマウントディスプレイで視覚情報を制限し、
コースを閉ざされても、体を動かしボールを進めて打開するイメージを自分で創ってもらえればいいですね

仮説と妄想

下の写真「空を飛んでる未知の物体」に見える方もいるかもしれません・・

太陽に向けて写真を撮ったら、スマホのレンズに付いた異物がそれらしく見えただけだったのですけども

思い込みは怖いです

画像の断片だけで何かに関連づけて、自分の記憶や知識や願望と結びつけてしまいます。
心理学的によくある話として知られています。
錯覚とも言いますね・・

 

 

メディアを賑わせているSTAP細胞の事件

最初にニュースを見たときに、話ができすぎていると感じたことを思い出しました。そんなに安易にできるものかな・・・と

Flowers私も頭の中がお花畑だった時もありました。でも以前勤めていた会社では、論理的に科学的に証明する事を厳しく指導してくれた上司がいました。
とても感謝しています。

結論ありきで、プレセンのように先に何を訴えるか決まっている案件を説明するときには、ストーリーに沿って事象を組み立てていきます。

話のうまいひとは相手に共感出来る「コト」を連想させることが上手です。

でも科学はそうではないと思っています。
今取り組んでいる課題でも、自分の最初に思ったようになっていないことが多々あります。奇麗な一本道のストーリーになかなかならないなぁと思うのです。

事実を無視したり、曲げたりしては、いくら解りにくくてもいけないと思うのです。

わかってもらうために結論を説明する内容と、実際に再現する・ものを作ることに必要なプロセスは違うことを、最近しみじみと感じています。

自分への戒めも込めて

3月11日

20130311あれから3年経ちました。

多くの方にとって想定外の出来事が起き、たくさんの人が亡くなり物が失われ暮らしが壊れました。

痛みを感じ何かが変わったのではないかと思います。

良い方向にいくのでしょうか、それとも相変わらずなのでしょうか。

閉じたままなのでしょうか、みなさんはどのような見方をしているのでしょうか。

今日は想いをめぐらせてみたいと思います。

オカザえもん・・・

20140309ゆるキャラの類いに全く興味のなかった私ですが、おくればせながら、北岡先生の錯視アート作品の中にあった「岡崎モノ」を見てから
一気にキテしまいました。
お姿は購入したカレンダーを撮らせていただきました。

良く指摘されている「キモかわいい」という評価ではなく、最初から笑い転げてしまっています。元々シュールなアートが好きだった土壌もあったのでしょう。身内からは見越していたかのように「絶対これ好きだと思った」と言われました。

ツボったポイント(個人的な主観)
・「崎」の配置が見事(神奈川在住なのでシウマイの崎陽軒を最初に連想したのは内緒)
・「冂」がおかっぱ頭でくせ毛なんて・・
・「岡」の微妙な口元、着ぐるみ版は猫口になっているところ
・微妙に崩れたまんまるい眼
・白と黒の潔さ
・ひょろっとした不安定さと動きの怪しさ
・取り外し可能な頭部

もう、今後の活躍が楽しみでなりません。
グッズも愉快なものばかりで、あれもこれも欲しくなってしまいます。
特にシャチハタがすごい・・・

子供の頃何故か見ていた「スペクトルマン」も、シュールな造形でした。
あんなものが記憶の中に蓄積されれば、感性も影響されちゃいます。
今の住まいの北鎌倉に住むようになってから、記憶が入れ替えられ感性が変わってきたように思います。

一方鎌倉に眼を向けてみると、あそこまでぶっとんだ造形はできないとしても、

一番面白いと思ったのは、鳩サブレーの豊島屋公認「鳩兵衛」
可愛さなら、リサイクル推進事業のキャラクターです。落ち武者さんや観音さまや大仏さまのキャラよりはいいな・・と個人的には思っています。

最後に自分で書いたキャラを載せようと思ったのですが、やっぱりやめておきます・・
「美しい日本の原風景を体現するキャラ」というコンセプトで、なんかできないかと思いましたが難しいです。

あけましておめでとうございます

今年も色差現象の数値化に取り組んで参ります。
よろしくお願い致します。

新年早々ですが、昨年暮れにあった残念な出来事を一つ取り上げます。

20131230ある地下街の駐車場で、御年配の男性から声をかけられました。

車のエンジンがかからなくなったので、診てもらえないかとのことでした。

ブースターケーブルは持っていないし・・どうしようと思いながら行ってみると、キーレスエントリー仕様の2〜4年前のモデルでした。

ドアロックは解除でき、表示ランプも点灯するので、単純なバッテリー上がりではないようです。ここにくるまでまったく異常は無かったそうです。

とにかく、ブレーキを踏み、シフトがパーキングに入っているのを確認して、イグニッションキーを回そうとしました・・・・

イグニッションキーがないんですね、キーレスエントリーだから、違うスイッチをひねる仕様だったのに気がつくのに数秒かかりました。

しかし所有者の方がおっしゃるとおり、ひねってもひねってもエンジンがかかりませんでした。
パネルにはバッテリー上がりを示す表示は出ず、キーのマークが一瞬出て消えました。

私には、現象が理解出来ず混乱してしまいました。
所有者の方もお困りだったと思います。

キーを差し込んでまわせば、車はセルモーターが回ってエンジンをかけようとするのに・・・キーレス仕様だからなので混乱してしまいました。

キーのマークが出ることから、キーを認識していない可能性がある、いずれにせよ制御や電気経路の不具合のようなので、私にはお手上げで、ディーラーさんに連絡するようお伝えしてその場を離れ、帰路に付きました・・・

しかし帰り道・・その日12/30(月)は既にディーラーさんはお休みに入ってしまったことに気がつきました。

あの後どうなったのだろう、JAFを呼んだのかな・・・ひょっとしたら、パーキングポジションに入っていない状態だったのかもしれない、だったら何度かシフトレバーを入れ直したりすれば、接点が回復するかもしれない・・などといろいろな事を考えてしまいました。

いずれにせよ、不具合現象の中でも「予想を裏切る」「突然動作をしなくなる」ということが起きると、今まで当たり前に動いていたのに裏切られた悔しさや、時間を無駄にしたという怒り、一番発生してほしくないものだと思います。

所有者の男性は「○○の安物のクルマだからしょうがないのかな」・・・とおっしゃっていましたが、そんなことを言われること事態が悲しいことです。
メカニカルキーをスイッチに代えていくらコスト削減できたのでしょうか

私は今まで経験した自動車の不具合は、ほとんど電子系、センサーとかモーターとかです。電子部品は数年で劣化して壊れると思っているので、安全や基本性能に関わる所はメカニカルな機構でないと、いざというときに信用できないと思ってはいますが、もうそんなことを言っていると時代遅れだって笑われてしまうのですかね・・・

点描展とオピッツさんリサイタル

20131220国立新美術館で行われていた企画展「印象派を超えてー点描の画家達」12/23が終了でしたが、見に行く事ができました。

彩理論の知識があったとしても、実践して描かれた作品を見ていくと、絵の具のポテンシャル以上に美しい情景を知覚できることが実感出来ます。

お気に入りはパステルカラーを使ったトーロップの「海」だったのですが、ポストカードも品切れだったようで残念でした。

テーマは「印象派を超えて」なのですが、点描や特定の線やタイルやモザイクを使った描写が全て、過去の作品を上回るパフォーマンスを見せているかというかというと、そうでもなく感じました。

highlight_w02

私にはシスレーの「船遊び」などの青空やモネの「サン=ジェルマンの森の中で」の紅葉の描写のほうが高彩度に見えたりしました。(そのへんの価値は十人十色ですけど)

ゴッホの絵は、絵の具が立体的に盛り上がっているので光沢を感じますが、生々しさの表現が強いのであまり好きにはなれませんでした。

昨年見たフェルメールの「少女」は、凄かったことを思い出しました。厚塗りニスのひび割れが、照明を受けて光り輝き、青と黄色の組み合わせもあり、本当に動いているように錯覚してしまいました。

 

20131220oその後、オペラシティで開催された、オピッツさんのシューベルトを聴いてきました。

たまたま聴いてたFMラジオで流れていた「シューベルト最後のソナタ(D960)」の柔らかな音色の演奏に感激し、直接オピッツさんの演奏を聴きたいと思っていた夢がかないました。

この曲は4楽章合わせて50分の大曲なので、ただ弾いているだけのピアニストだと拷問になってしまうのですが、まったく時間を感じず、演奏を聴き終わっても、とても気持ちが高揚してしまいました。

シューベルトの気持ち、亡くなる2〜3週間前に書かれた曲ということですが、感情のゆらぎや達成感まで、数多くの情景が浮かんできました。
音の高低や組合せにすぎないのかもしれませんが、受け止め方によって、また異なる知覚が与えられるものなのだな・・と冷静な自分がつぶやいてはいましたが・・

ありがとうございました。

都市景観と風情に

最近、出かけると風景の色彩が気になってしまうようになりました。

久しぶりに東京駅から丸ノ内線に乗ってびっくりしました。
地下鉄の雑然としたコンクリ壁と広告看板がこんなに奇麗になっていました。
20131205

横浜のみなとみらい地区だって負けていません、この整然としたモダンな美しさ
20131204 20131204b

 

でも、鎌倉に何気なく残っている、都市開発によって失われていく風景が好きです。
壊して同じような風景を作るのは簡単。
20131207 kamakura_spring

認識パターン・・音楽による表現とモーターショーの続き

2013113011/30は東京文化会館で行われた、ヴァイオリニストの小林武史さんのリサイタルを聴いてきました。
表現者として極められた小林さんが作り出す、弓の幅を全部使い切って弾ききる堂々として圧倒的な音が好きで、生音を聴くのをとても楽しみにしていました。

思い込みによる先入観念は怖いものです。
楽譜の想定を超えた音の表現、音程を超えた微分音や拍、超絶技巧を超えた刺激・・多彩な表現が尽くされていました。
私の稚拙な先入観念から構成された認識パターンを超えた、新たな素晴らしい音楽体験でした。

 

12/1は、同じく「孤高の」という表現がつくことが多い、ピアニストのエリック・ハイドシェックさんのリサイタルを聴いてきました。
どのような流れを表現していくのだろうと思っていましたが、予測を超える斬新なプログラムと音楽表現で昨日に引き続き素晴らしい時間を過ごしました。

20131201ピアニストに言わせると、ハイドシェックさんの弾き方は小手先で真似しては大怪我をするらしいです。
音楽で「らしさ」を抽出し、認識して真似ようとしても、数多くの表現方法を持っているアーティストのごく一部の特徴をとらえ、断片的に真似るだけになりがちなのかなと思ったりします。

コピーしたくて情報を抽出しても、取り込めた特徴量は一部だけで、何かが足りなかった、その際に勘違いしたメソッドだけが一人歩きして、違うものが作られていった・・・という悲劇がいくたびか起きたのではないかなと、想像してしまいます。

「らしさ」が支配すると、聴き手側が自分の認識パターンに縛られ、お決まりの型を要求し、期待が外れるとがっかりしたり、ひどい場合はけなしたりするようになってしまうことに、恐怖を感じます。私もうっかりその思考パターンに陥る所でした。

新たな気づきを二人の偉大なアーティストが与えてくれました。良い日を過ごす事ができました。ありがとうございます。

 

以下、モーターショーの続きになります。

個人的に気になった展示車の一つが、日産のIDxでした。
やっと、認識パターンという定義と結びつけて考える事で、このデザインに惹かれる自分に納得することができました。
個々に見ると新しい要素がたくさんあるのですが、どうも自分の中にある既視感に縛られているようです。

形はともかくとして、この日産IDxのカジュアルタイプに塗られた色が凄かったです。
しかし、帰ってきてがっかり・・・うまく写真に撮れていませんでした。
現物を見ているときには、ライトブラウン〜イエローゴールドへの変化にぞくぞくしましたが、残っていた写真はただの黄色でした。RAW形式で撮影しておけば再現しやすかったかもしれません。
極めてあいまいな記憶による、PhotoShopによる修正写真も並べておきますが、これでもまだ違う感じがします。
20131202a20131202b

なお、配布しているパンフレットを見てみたら、のっぺりしたライトブラウンに見えました。
すこしでもイメージを再現できるように、撮影や印刷はもうちょっとがんばってほしかったです。

東京モーターショー2013

20131126_KOPEN東京モーターショーに行ってきました

実は自動車メーカー在籍時はあまり興味がなかったのですが、今回どうしても見たい出展があったのです。
樹脂外板で「着せ替え」を提案している、ダイハツさんの「KOPEN」です。
私、これやりたかったんです。ラインで量産させてみたかったんです。
まだショーモデルの段階ですし、脱着構造にも修正が入ってくると思いますが、このコンセプトを出展してくださったことに感謝したいと思います。
動画です(YouTube) http://youtu.be/cdNr3qcFfLQ

会場を廻ってみると、ボディとバンパーの組み合わせがまだ無いコンセプトカーがあったりしましたが、デザインを見る限り厳しい合わせ構造は行き着く所までいったのかなと思いました。
樹脂外板の外観も鋼板に比べ見劣りしなくなってきたこともあり、もうこれからが、どこがボディなのかバンパーなのかわからない構造になっていきそうです。

20131126_subaru見せ方はスバルブースが一番よかったです。
塗装のゴールドからブルーに変わるエフェクトを、照明だけでなく車を傾けたりしながらのダイナミックな動きが強調し、非常に魅力的に感じました。
マルチカラーの再現として、部品の各面で多くの色があって見えなければいけない要素はより求められていきそうだなーと、展示車が照明をあびながら、ターンテーブルで回転するのを眺めてしみじみしました。
時系列で色の変化を人が受け取るので、色差管理にもを反映させなければと、改めて思うのです。

 

20131126_udあと、UDトラックさんの展示車で、リヤホイールもカバーで覆われた実験車が新鮮でした。乗用車でもリヤホイールが覆われたデザインはあるのですが、大きくなると感じ方が違いました。恐怖感を感じないのです。
大きな車体にさらに大きくて黒いタイヤが剥き出しになっていると「巻き込まれるかも」といった恐さを感じるのですが、不思議と調和のあるデザインでした。
本来の目的は空力抵抗を下げて高速道路走行時の燃費を向上させるためだそうです。

 

 

 

20131126_YAMAHAインサート成型フィルムで作られたプリントパターンを使った意匠も、楽しいものがありました。
ヤマハブースに展示されていた、アメリカ向けオフロード車両が一番インパクトを受けました。

 

傍観者的な立ち位置になり、「立場違えば言う事変わる」という典型でしょうか・・・ショーとして単純に楽しめたのも意外でした。

 

 

 

20131126_mb   でもメルセデスブースの金属調塗装では、さすがにぞーっとしました。
これは厳しい・・・美しいけど
(動画もアップしました)
http://youtu.be/GgOuEVEKmx0

飛行機雲

北鎌倉駅のホームから見上げたら、たくさんの筋雲が出ていました。
見てると少しづつ長くなっていったり、上空を飛行機が飛んでいることがわかります。

実際に見ているときにはあまり気にならなかった電線やビルディングが、
写真にしたほうが気になってしまいました・・・

20131124b20131124

筋状の雲を、地〇雲と勘違いする人もいらっしゃるみたいですね